初めてでも安心!換気扇フィルター掃除の簡単ステップと注意点

お掃除のコツ

普段あまり意識しない換気扇ですが、実はキッチンの空気を清潔に保ち、快適な生活環境を守るためにとっても大切な役割を果たしています。料理中に発生する油や煙、湿気を外へ逃がしてくれるおかげで、部屋ににおいがこもるのを防ぎ、カビやダニの繁殖も抑えてくれるのです。

ですが、換気扇のフィルターは油やホコリを日々吸い込んでおり、汚れたまま放置してしまうと換気効率が下がるだけでなく、においや健康への悪影響の原因にもなりかねません。フィルターが目詰まりすると、電気代が余計にかかったり、機械自体の寿命を縮めてしまうこともあるんです。

この記事では、そんな大切な換気扇のフィルター掃除を、掃除が苦手な方や初心者の方でも安心して取り組めるように、準備から実践、注意点、そして掃除後の快適な暮らしの変化まで、わかりやすくステップごとに丁寧にご紹介していきます。

一度覚えてしまえばとっても簡単!ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

換気扇フィルター掃除の基本知識

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① 換気扇フィルターの役割と重要性

換気扇フィルターは、キッチンで発生する油や煙、ホコリをしっかりキャッチし、室内の空気をキレイに保ってくれる大切な存在です。調理中に出る細かい油の粒や湯気、煙などは、フィルターがなければ直接壁や天井に付着してしまい、部屋のにおいや汚れの原因になります。

特に、揚げ物や炒め物をよくされるご家庭では、フィルターの働きが非常に重要。フィルターが汚れたままだと、吸い込みが弱くなって換気効率が下がり、部屋ににおいがこもりやすくなってしまいます。

また、モーターにも負担がかかることで、換気扇本体の寿命にも影響する可能性があるため、定期的なお手入れが欠かせません。

② フィルターの種類と特徴を知ろう

  • 金属製:主にステンレスやアルミ素材でできていて、頑丈で耐久性が高く、洗って何度も使えるのが特徴。油汚れが落としやすく、長く使える点が魅力です。
  • 不織布タイプ:フィルターの上からかぶせて使う使い捨てタイプで、手軽さが魅力。100円ショップやホームセンターでも手に入るため、コスパも◎。
  • 交換カセット式:一体型で交換するだけのタイプ。掃除の手間が省けて便利ですが、コストはやや高めです。

それぞれのフィルターには特徴があり、掃除方法も異なります。自宅の換気扇に合ったタイプを選び、扱い方を知っておくことで、効率よくお掃除ができます。

③ 汚れの原因と家計や健康への影響

フィルターに付着する主な汚れは、油煙とホコリが混ざり合ったもの。調理のたびに発生する油分が、空気中のホコリと結びついてベタベタとしたしつこい汚れになります。

この汚れを放置してしまうと、においが取れにくくなるだけでなく、フィルターの目詰まりが起きてしまい、吸い込みが弱まってしまいます。

また、換気効率の低下によって湿気がこもりやすくなり、カビやダニの繁殖にもつながります。さらに、電気代の無駄や換気扇の不調を引き起こす原因にもなるため、家計にも影響が出ることも。快適で健康的な暮らしを守るためにも、定期的な掃除がとても大切です。

掃除前に準備しておこう|必要な道具とポイント

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① 掃除に使う道具と洗剤の選び方

掃除を始める前に、必要な道具をしっかりそろえておくことで、作業がスムーズに進みます。以下は最低限揃えておきたいアイテムです:

  • ゴム手袋、マスク(肌荒れ防止&におい対策に効果的)
  • スポンジ(柔らかめがおすすめ)、古歯ブラシ(細かい部分に便利)
  • バケツまたは洗面器(つけ置き用)
  • 中性洗剤、ウタマロクリーナー、重曹(汚れの種類に応じて使い分け)
  • 新聞紙やキッチンペーパー(床や作業台を汚さないための養生用)
  • ラップやジップ付き袋(重曹パックに活用)

洗剤の選び方ですが、軽い汚れには中性洗剤で十分です。頑固なベタつきにはウタマロクリーナーや重曹を併用すると、効果的に汚れを落とせます。

② フィルターの外し方と破損しないコツ

換気扇の種類によって、フィルターの外し方は異なります。まずは取り扱い説明書や型番のラベルを確認し、無理に引っ張らないようにしましょう。

金属製のフィルターは特に角が鋭い場合があるので、手を切らないように注意してください。滑り止め付きの手袋を使うと安心です。

ネジで固定されているタイプの場合は、ドライバーを使って丁寧に取り外しましょう。無理に力を加えるとパーツが破損することもあるので、慎重に作業を進めることが大切です。

③ 掃除にかかる時間と最適な頻度は?

掃除にかかる時間は汚れの程度や作業環境にもよりますが、初めての方でも30分〜1時間ほどあれば十分に終えられます。つけ置き時間を含めるとやや長くなりますが、放置中に他の家事をすることも可能なので意外と負担は少なめです。

掃除の頻度としては、2〜3か月に1回のペースが理想です。特に揚げ物や炒め物が多いご家庭では、1〜2か月に1回を目安にすると良いでしょう。年末の大掃除だけでなく、季節の変わり目やお休みの日に合わせて定期的に行うのがおすすめです。

④ 安全対策:ゴム手袋・マスクも忘れずに

油汚れや洗剤は肌への刺激が強く、手荒れやかぶれの原因になることもあります。掃除前には必ずゴム手袋を装着し、できれば袖口を止めておくと洗剤の侵入を防げます。

また、においが気になる場合や、洗剤をスプレーする際にはマスクの着用も効果的です。換気をしっかり行いながら、無理のない範囲で作業を進めてくださいね。

実践編|換気扇フィルターの掃除ステップ

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① 基本の掃除手順をわかりやすく解説

換気扇のフィルター掃除は、手順を覚えてしまえばとってもシンプルです。以下に初心者の方でも迷わず取り組めるように、基本の流れを丁寧にご紹介します。

  1. フィルターを外す → まずは換気扇の電源をオフにして、安全を確保しましょう。フィルターの構造を確認して、破損しないように優しく取り外します。
  2. 洗剤または重曹水に20〜30分ほどつけ置き → バケツや洗面器にぬるま湯を入れ、中性洗剤や重曹を溶かしてフィルターを浸します。油汚れが浮いてくるのを待つのがポイントです。
  3. スポンジやブラシでやさしくこすり洗い → つけ置き後は柔らかめのスポンジでフィルターの目に詰まった汚れを丁寧にこすります。細かい部分は古歯ブラシが便利です。
  4. 水でしっかりすすぎ、乾燥させる → すすぎ残しがあるとカビや異臭の原因になるので、流水で丁寧に流し、清潔なタオルの上でしっかり自然乾燥させます。

② ベタベタ油汚れにはウタマロ・重曹が大活躍!

時間が経ってこびりついた頑固な油汚れには、市販の「ウタマロクリーナー」や「重曹ペースト」が非常に効果的です。スプレータイプのウタマロは使いやすく、フィルターにまんべんなく吹きかけて数分置くだけで、汚れがやわらかくなります。

重曹ペーストは、重曹と少量の水を混ぜて練るだけでOK。これを汚れの部分に塗り、スポンジで軽くこするとスルッと落ちてくれます。

③ 頑固な汚れに重曹パックを活用する方法

通常のつけ置きでは落ちない汚れには、重曹パックが便利です。フィルターの両面に重曹をたっぷりふりかけ、少し湿らせてからラップで包みます。そのまま30〜60分ほど放置することで、油汚れが浮いてきます。

あとはスポンジでこするだけで、驚くほど簡単にスッキリ!においも抑えられるので一石二鳥ですよ。

④ 忙しい方でもできる時短・つけ置きテクニック

忙しくて時間が取れない方には、”つけ置き中に別の家事をする”のがコツ。お湯+重曹の組み合わせでつけ置きしている間に、食器洗いや洗濯を進めておけば、掃除の負担がグッと軽くなります。

また、夜のうちにフィルターをつけ置きしておいて、翌朝軽くこするだけでOKな「放置テク」もおすすめです。無理なく続けることで、換気扇掃除が習慣になっていきますよ♪

⑤ 洗った後の乾かし方と再装着の注意点

フィルターを洗ったら、必ずしっかりと乾燥させてから取り付けましょう。濡れたまま戻すと、湿気でカビが発生したり、金属部分がサビてしまう原因になります。

風通しの良い場所で自然乾燥するのがベスト。急ぐ場合は、タオルで水気を拭き取った後に、ドライヤーで乾かしてもOKです。

再装着の際は、取り付け部分がしっかり固定されているかを確認してください。ぐらついていたり、ずれていると換気扇の効率が落ちてしまいますので注意しましょう。

掃除時の注意点とよくある失敗

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① フィルターを傷めるNG掃除法

フィルターは繊細な構造をしているため、掃除の仕方を間違えるとすぐに傷んでしまいます。特に注意したいのが「たわしでゴシゴシ強くこする」「金属製のブラシを使う」「熱湯を直接かける」といった方法。これらはフィルター表面のコーティングを剥がしたり、目詰まりの原因となってしまいます。

さらに、強いアルカリ性や酸性の洗剤を濃度のまま使用するのもNG。素材を劣化させるだけでなく、においや色の変色にもつながる可能性があります。優しく丁寧に、フィルターの素材に合わせた掃除を心がけましょう。

② 汚れが落ちないときの対処法

「ゴシゴシこすっても落ちない!」そんなときは、力まかせに擦るのではなく、時間を味方につけるのがポイントです。つけ置きの時間を20分から40分に延長する、ぬるま湯ではなくお湯に変える、洗剤を重曹+中性洗剤の組み合わせにするなど、やり方を少し工夫するだけで格段に効果が上がります。

それでも落ちにくい場合は、汚れのタイプに合わせてクエン酸やセスキ炭酸ソーダを使ってみるのも◎。汚れを溶かすアプローチを変えることで、楽に落とせることもあります。

③ 掃除中のケガや破損に注意!

掃除中は集中していても、意外と「うっかりミス」でケガやトラブルが起こりがちです。特に金属製フィルターの角は鋭利なことが多く、素手で触ると手を切ってしまう危険があります。

また、つけ置き中の洗剤が床にこぼれていたり、油分が付着した状態で作業を続けると、足を滑らせてしまうことも。滑りにくいマットを敷いたり、掃除中はこまめに足元も確認しながら進めると安全です。

④ プロに任せた方がいいケースとは?

どんなに頑張っても汚れが落ちない、フィルターの奥やファン部分まで掃除が必要、天井に埋め込まれているタイプで作業が難しい…そんなときは無理せず、プロの業者に依頼するのがおすすめです。

プロは専用の機材と洗剤を使って、細部までしっかりとクリーニングしてくれます。年に1回、年末などの大掃除のタイミングで頼むと、家全体が一気にスッキリして気分も変わりますよ。

まとめ|換気扇フィルター掃除はメリットいっぱい!

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最初は「ちょっと面倒だな」と感じるかもしれませんが、実際にやってみると意外とシンプルで達成感のある作業です。しかも、一度キレイになった換気扇を見ると気分がスッキリして、お料理やお掃除のやる気も自然と湧いてくるものです。

定期的に掃除をすることで、キッチンの空気が清潔に保たれ、家族の健康を守ることにもつながります。においがこもらなくなったり、換気効率が良くなったりと、目に見える効果もたくさんありますよ。

さらに、電気代の節約や換気扇自体の寿命を延ばすことにもなるので、家計にもやさしいのが嬉しいポイント。

今後は、季節の変わり目や大掃除のタイミングなどに合わせて、無理のないペースで掃除を取り入れてみてください。きれいなキッチンは、毎日の暮らしをより心地よくしてくれます♪

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